5・5復帰 亀田和毅に〝あの男〟からエール「俺が100歳まで生きられる元気を」

公開練習する亀田和毅

“あの人”からもエールだ!――ボクシング元世界2階級王者の亀田和毅(29)が6日、三宅寛典(32=ビッグアーム)との復帰戦(5月5日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)に向け、大阪市の「3150ファイトクラブ」で報道陣に練習を公開した。

2019年7月のWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦以来の復帰戦、地元・大阪では13年12月のイマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)とのWBO世界バンタム級王座初防衛戦以来となるリングだ。

「うれしいですね。約2年できてなかったので、ようやくできる。2年間空いて研究もしてきた。ようやく自分のスタイルも見つかったので進化した和毅を見せたい。大阪でやることに意味があるし、もう一回ここからスタート。ワクワクしている」

大阪には2月に帰ってきて、兄の興毅氏が会長を務める同ジムに所属、試合も決定と慌ただしい日々を過ごしており「減量中もあって、おいしいものも食べれてない」と苦笑する。そんな多忙な和毅が、合間を縫って会った人がいるという。日本ボクシング連盟第12代会長の山根明氏だ。

山根氏が興毅会長や父の史郎氏と親交が深いことから実現したといい「10数年ぶりにお会いしましたが、めちゃくちゃお元気でした」と振り返った。当の山根氏は「久しぶりに会いにきてくれて感動したよ。亀田家の家族の絆は素晴らしい。減量中であまりしゃべれんかったから、5月5日の試合にカッコよく勝って、またゆっくり会いに来てほしいな」と話した。

山根氏は当時から和毅が3兄弟の中で一番うまい選手と思っていたそうで「その通りの選手になっとる。近い将来、世界チャンピオンにカムバックしてもらって、俺が100歳まで生きられるよう元気を分けてもらいたいね」とエールを送った。

山根氏の寿命が延びるような熱い戦いに期待したい。

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