新潟県内の直近1週間の新型コロナウイルス新規感染者154人、7日も30人近く発表の見込み

福祉保健部の松本晴樹部長

新潟県福祉保健部は7日に会見を開き、県内の新型コロナウイルス感染国大状況の解説と注意喚起を行った。

県内の感染状況は、3月31日から4月6日の1週間で新規感染者が合計154人で過去最多。また、本日7日も30人近い新規感染者が発表される見込みであり、新潟市発表分は感染経路不明者も多い。福祉保健部の松本晴樹部長は「3週間連続で週あたりの新規感染が100人を超えているため、一時的なものではなく確実に感染が広がっている」と話す。

新潟県の人口10万人あたり感染者数は約7人ほど(時短要請を実施するかの基準となる人口10万人あたり感染者数は10人とされている)であるが、他県の例を見た場合8人以上から急激に感染が拡大する傾向にあり、また医療現場が逼迫することも考えられるため、以前今週8日と9日にも時短要請を発する可能性は否定しきれないという。

一方で時短要請は、実施後すぐは効果が高いものの時間の経過と共に効果が低下することから、「感染抑制の効果が高い要請後1ヶ月程度の期間を活用するため、いつ実施するかが重要になってくる」(松本部長)と慎重な姿勢を見せている。

なおワクチンに関しては、明日8日に新潟市と長岡市へ高齢者向けのワクチン1箱(975回分)が送られる予定であり、これに合わせて医療従事者向けのワクチンの確保と摂取を4月中に拡充していくという。

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