アゴダ:アジア各国政府はワクチン接種補完の弾力的な隔離態勢を用意するべき

アゴダのJohn Brown CEO

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【シンガポール2021年4月7日PR Newswire=共同通信JBN】世界的なワクチン接種が2021年の旅行見通しを改善したが、特にアジアでは他の措置が回復に重要な役割を演じると、John Brown最高経営責任者(CEO)は述べた。

デジタル旅行プラットフォームのAgoda.comによると、ワクチン接種開始に対する信頼、COVID-19の免疫パスポートをめぐる議論、代替隔離施設の発表が国際的な旅行検索増大をもたらしている。

アゴダの検索データは、回復の芽吹きとともに、アジア各地の旅行者の海外旅行が戻り始める楽観的見通しが増えていることを明らかにした。オーストラリア、韓国、日本、インドネシアでは2020年12月に比べ、2021年3月のトップ30検索の海外目的地が増えた。これらの市場の旅行者は海外旅行再開の楽観で、中国本土、台湾、シンガポールに足並みをそろえた。マレーシア、フィリピン、タイだけは2020年12月、2021年3月ともトップ30検索の海外目的地がゼロのままである。しかし、タイ、フィリピン両国は目的地として増えつつあり、バンコクは11カ国中6カ国でトップ30検索リストに入った。

市場/トップ30検索の海外目的地数(2021年3月)/トップ30検索の海外目的地数(2020年12月)

*中国本土/10(香港特別行政区=SAR、マカオSAR、バンコク、ドバイ、シンガポール、東京、エディンバラ、ロンドン、セブ、ボラカイ島)/10(バンコク、マカオSAR、香港SAR、シンガポール、プーケット、東京、モルディブ、ロンドン、台北、パタヤ)

*シンガポール(トップ10検索目的地)/9(クアラルンプール、バンコク、マニラ、ボラカイ島、パタヤ、香港、プーケット、バリ、ペナン)/9(バンコク、クアラルンプール、バリ、ドバイ、ペナン、パタヤ、マニラ、香港、カオヤイ)

*台湾/8(東京、香港、京都、済州島、大阪、バンコク、ソウル、札幌)/8(東京、京都、バンコク、香港、大阪、モルディブ、シンガポール、バリ)

*オーストラリア/4(バリ、パタヤ、バンコク、マニラ)/1(バリ)

*韓国/4(バンコク、ラスベガス、東京、バリ)/1(バンコク)

*日本/3(バンコク、マニラ、パタヤ)/1(バンコク)

*インドネシア/1(ゲンティンハイランド=マレーシア)/0

*マレーシア、フィリピン、ベトナム、タイ/0/0

アゴダのデータはこれらの検索増加と同時に、予約パターンが正常化し始めてCOVID以前のトレンドに戻っていることを示している。2020年の春と夏に激減したリードタイムや料金などの行動指標は、さほど急減していない。

アゴダのJohn Brown CEOは「アジアの旅行業界が楽観的になり始めたことには確かな理由があり、ワクチンが全面回復に極めて重要である。しかし、タイのTTogetherやGoTo Japanなど政府補助金プログラムのイニシアチブは、旅行需要利用と国内宿泊施設プロバイダー支援に成功した。アゴダの検索データは、旅行者がワクチン接種実施で力づけられ、海外旅行再開に目を向けていることを示しているが、やるべきことはまだある」と説明した。

「アジアでワクチン摂取は始まったが、各国のペースは異なり、シンガポールなど一部市場は今年接種を完了するものの、日本やタイ、ベトナムなどは2022年になる可能性が大きいとみられ、観光に大きく依存するこれらの国は正常復帰を加速する方法を考えなければならない。各国政府は国境再開の取り組みを革新し、経済的現実によって国民、ビジター双方の安全のために真のニーズのバランスをとる必要がある。近い将来、隔離は海外旅行の障害として残り、タイと香港で開始された代替隔離施設の用意は、ワクチンプログラムに即した賢明な解決策であることが証明されるかもしれない。素早く動ける企業の技術パートナーは、市場が直面する複雑な変数管理支援を政府に与えることができる」

▽代替隔離ソリューション(ASQ)
旅行者はもう待ちきれず、2019年にアジア太平洋のGDPの10%を占めた大黒柱、旅行観光業界の持続的回復に向けて世界が努める中で、官民協力が不可欠である。海外旅行は新しい現実に挑戦し、迅速な検査から健康証明書、COVID-19免疫パスポートに至る総合的対策で、安全かつ信頼できる海外旅行を促進する。隔離滞在はもう1つの主要施策で、タイと香港などの政府は技術ソリューションで支援する民間企業と緊密に協力して、旅行者が隔離滞在を受け入れる方法を探っている。

ASQ実施の最初の市場であるタイの保健省と医療サービス支援局はアゴダと提携して、旅行プラットフォームの技術ソリューションを活用し、帰国するタイの国民や住民が直接プラットフォームで希望宿泊施設を選択できるようにしている。タイは今年7月に海外観光客に国境を再開すると発表しており、アゴダのASQプラットフォームは旅行者に宿泊先タイプの選択や滞在期間などについて柔軟性を提供する。

アゴダのJohn Brown CEOは「市場は台湾-パラオのようなイニシアチブ、オーストラリアとシンガポールによるトラベルバブルの可能性で国境再開を発表しており、われわれは希望の光を見ている。より多くの市場が旅行回廊を探っており、代替隔離施設は旅行者がニーズに最適の隔離施設を選べるようにして、海外旅行再開に役立つソリューションを提供する。当社は地元政府、宿泊施設パートナーと緊密に協力して、技術が可能にするソリューションを特定し、地元の観光経済復活に拍車を掛け、サポートする」と結んだ。

主要市場のトップ検索目的地はwww.agoda.com/press を参照。

編集者注意:
*トップ目的地のデータは、2020年12月1-10日と2021年3月1-10日に検索された2021年3月1日-12月31日チェックイン日程のデータに基づく。

▽アゴダについて
デジタル旅行プラットフォームのアゴダは2005年、シンガポールを本拠とするeコマーススタートアップとして創業して以来、世界200以上の国・地域の宿泊施設200万軒以上のグローバルネットワークを提供するまで成長し、旅行者に高級ホテルから格安ホテル、アパートメント、民泊、ビラまでさまざまな予算、旅行シーン対応の幅広い選択肢への簡便なアクセスを提供している。アゴダは2019年に航空商品やパッケージを加え、旅行をさらに便利なものにした。Booking Holdings(Nasdaq: BKNG)傘下のアゴダはシンガポールに本社を構え、28カ国でスタッフ4000人以上を雇用する。Agoda.comとアゴダのモバイルアプリは39カ国語で利用可能。www.agoda.com

ソース:Agoda

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