美容家電や美容室になる個室 そして技術や時間もシェアする時代…多様に進化するシェアサービスとは

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シェアサービスが多様に進化

大川立樹アナウンサー:
進化を続けるシェアサービス。今やこんなものまでシェアできるんです。

車にオフィスなど、今やおなじみになってきたシェアサービスが大きく進化。

2020年度の市場規模は約2兆円、10年後には最大で14兆円にもなると見込まれている。

場所や時間、さらには技術など、ありとあらゆるものまでシェアするものが拡大中。なんでもシェアする人たちを徹底調査した

家電を個人間でシェア

早速、あるものを個人間でシェアしているという人に聞いてみると…

美容家電を貸している女性:
そうです。美顔器です

美容家電を個人間でシェア。

利用しているのは、現在約20万人が登録しているという個人間で家電などをシェアできるサービス「アリススタイル」。

例えば掃除機や炊飯器は1週間2000円、美顔器は1週間1800円などでシェアすることができる。

ピーステックラボ代表取締役・村本理恵子さん:
無駄をしないし捨てなくて済むとかあるいは買う前に試してみたいとか、そういうことも含めて使っていないときは貸すっていう仕組みを作ると便利になるんじゃないかなと…

シェア率No.1は、美顔器や脱毛器などの美容家電。

しかし、知らない人が使った美容家電を使うことに抵抗はないのだろうか?

美容家電を借りた女性:
最初は本当にレンタルに抵抗あったんですけど、今はそんなにないですね、貸してくれた人から「除菌済みです」とかついてくるので安心して使える感じはありますね

これまでにスチーマーや脱毛器、ヘッドスパなどをシェアしたという。

さらに…

美容家電を借りた女性:
電動歯ブラシ借りましたね

水流で洗い流すタイプの口腔洗浄器までシェア。

美容家電を借りた女性:
口に入れる部分は使い捨てで新しいものが付いてくるっていう感じだったので、人が使っているからイヤだなとかはなかったです。借りるうちに慣れてきました

一方、貸すことが多いという女性は…

美容家電を貸している女性:
今やはり(コロナ禍の)このご時世なので、かなり気を使ってキレイに拭いたり

返却された美容機器をメンテナンスするため「布巾・除菌タオル・手袋・消毒液・マスク」を用意。マスクをして手をアルコール消毒、さらに手袋をつけてから除菌タオルで拭いて、さらに乾拭きする。

コロナ禍になり、メンテナンスには、より一層気を付けているという。

美容家電を貸している女性:
お互いが信頼でつながっているので気持ちよくサービスを提供したりされたりっていうのをしたいと思っているので、やはりこういうところには気を付けています

さらに、アリススタイルもメンテナンスセンターを準備。

今後、利用者の商品を預かり出品、返却、メンテナンスを行うサービスも予定しているという。

ビルの個室を美容室として貸し出し

続いて、銀座にあるビルでシェアされていたのは…

ココ調スタッフ:
何やらたくさん部屋が並んでますよ。あ、個室の美容室になっていますよ

鏡やイスなどもついた個室をフリーランスの美容師に貸し出している「シェア美容室」。

現在14の個室を20人の美容師でシェアしているという。

美容師・立花和範:
独立をしたくて一応テナントを探したりとかもしたんですけど、コロナ禍でなかなか経営が難しくなるのかなというのもすごく思いまして、そういった中で小さいお店みたいな形なのですごく働きやすいですね

小さいながらもそこは自分のお店、美容師さんそれぞれの個性あふれる空間になっている。

実際に利用したお客さんは…

利用客A:
初めてなんです。とっても落ち着いていいと思いますよ

利用客B:
今私ちょうど妊娠していまして、やっぱりコロナとかもすごく心配なので、完全に個室で美容師の方だけしかお会いしなくてできるっていうのはすごく安心して美容院に来させてもらっています

美容師さんは、HPから予約することができる。

金属加工会社の技術をシェア

一方、創業85年、愛知にある金属加工の会社「石黒製作所」がシェアしているのは…

石黒製作所代表取締役・石黒幹規:
当社では遊休施設で止まっている設備とあとは当社の技術、測定技術をシェアさせていただいています

会社の財産、そして生命線とも言えるものづくりの“技術”をシェア。

1台500万円から1000万円もする、モノの寸法を測る機械とその使い方をシェアしているという。

そんな工場の中で使っていない機械や、使う技術のシェアを取り持っているのが「シェアリングファクトリー」。

シェアリングファクトリー代表取締役・長谷川祐貴さん:
使っていない機械とか計測機とか、そういったのは実際にたくさんある。どんどん製品サイクルも早くなってくるのでこのシェアという価値観、技術が合わさったときというのは、どんどん今までにないことが出来るだろうと…

会社の生命線とも言える“技術”をシェアすることに抵抗はないのだろうか?

石黒製作所代表取締役・石黒幹規:
抵抗は全くないですね。お互いの技術が向上してより高いレベルでものづくりができていけば、もっと良くなるんじゃないかなと思っておりますので、どんどん出していきたい、むしろ出していきたいぐらいですね

空き時間にお金をもらってお手伝い

さらに大阪の北西部に位置する池田市ではあることにシェアを利用しているそうで…

池田市総合政策部SDGs政策企画課・岩下晋平課長:
若い方のお力や時間というものをシェアしていただいて住民主体で地域の街づくり、そしてそこの活性化というところに繋げていただいている

「時間」をシェアして「街づくり」をしているのは、人口の4割以上が65歳以上の高齢者という伏尾台地区。

シェアの方法とは…

住民・春山俊一さん(71):
「グッドタイミング」というところで3時間お手伝い願いますというのをネットにあげて、応募していただいたという…

空いた時間をシェアするサービス「グッドタイミング」。

掃除や買い物など、短時間でできる仕事を依頼したい人と空いた時間で稼ぎたい人をマッチングするというもの。

グッドタイミング代表取締役・高浜一道さん:
郊外とかベッドタウンには空き時間ってまだまだ眠っていると思うんですね。その時間のカケラを価値に変えたいなと。有料でも若い方々が街づくりに参加するきっかけになればステキなことだなと思った

シェアを依頼した「時間」は町おこしの拠点となっている廃校になった小学校でのイベント用テントなどの積み下ろし作業で3時間5000円。

ココ調スタッフ:
スゴイですね。携帯を駆使してるんですね?

住民・春山俊一さん(71):
今ドキのじじいはコレせんと生きていかれないので。問題が一つあるんですよ。乾燥してきたら画面が動かないんですよね。手が本当に乾燥しているんでね、年寄りの場合は

力仕事の時間をシェアしてくれたのは、同じ池田市内に住むご夫婦。

地元住民だけでは大変な力仕事を約2時間シェアした。

応募した男性:
確かに荷物は重たいとか仕事は暑いとかもちろんあるけど、今まで会ったことない人たちとこうやって出会えてちょっとしたお茶の時間みたいなものかなって。楽しい時間かなと思います

住民・田井恵美子さん(74):
ありがたいですよ。色んな人と出会うチャンスがあるのでね。今度は世代交代ができていけばなというふうに思って頑張っているんですけどね

(「めざましテレビ」4月7日放送分より)

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