ツシマヤマネコの交通事故防止訴え 昨年度3件発生、2匹死亡

ツシマヤマネコの交通事故防止などを呼び掛けたキャンペーン=対馬市上対馬町

 対馬北署と環境省対馬野生生物保護センターなどは7日、長崎県対馬市上対馬町比田勝の国道沿いで、国天然記念物ツシマヤマネコの交通事故や飲酒運転根絶を呼び掛ける交通安全キャンペーンをした。
 春の全国交通安全運動にあわせ、海空自衛隊や対馬北地区交通安全協会、県、市から約30人が参加。新型コロナウイルス感染防止のため発声やチラシの配布はせず、パネルやのぼり、ツシマヤマネコの着ぐるみで安全運転をアピールした。
 ツシマヤマネコの事故は昨年度3件発生し、2匹が死亡している。センターの清家日向・自然保護官補佐は「春から夏にかけ出産や子育てのシーズン。十分気を付けて運転してほしい」と話した。

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