
女性審査員によるアジア最大級のワインコンペ「サクラアワード2021」で、長崎県五島産ブドウを原料にしたワインが金賞に選ばれた五島ワイナリー(長崎県五島市上大津町)の境目権二社長が6日、市役所に野口市太郎市長を訪ね、受賞を報告した。
受賞したのは、スパークリングワイン「キャンベル・アーリー2020」。五島産ブドウを原料に、島に自生するヤブツバキから採取した「五島つばき酵母」を使って醸造するなど全工程を島内で手掛けた。
2月にあった審査では女性ソムリエらから、すっきりとした味わいが評価され、最高賞のダブルゴールドに次ぐ金賞を受賞した。
境目社長は「五島のブドウを使ったワインを認めてもらい、うれしい。生産者の頑張りが大きく、次はダブルゴールドを目指したい」と話した。野口市長は「五島の新たな魅力を発信できれば」と期待した。