三十六歌仙の家集紹介 島原図書館で松平文庫企画展

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三十六歌仙の家集など古写本を展示している企画展=島原図書館松平文庫展示室

 旧島原藩由来の文学、歴史、風俗に関する古文書などの史料約1万点の「肥前島原松平文庫」(長崎県指定文化財)を所蔵する島原市城内1丁目の島原図書館で、三十六歌仙の家集など古写本を展示する企画展が、同館1階の松平文庫展示室で開かれている。5月30日まで。無料。
 春に合わせ、桜など季節の言葉を使い詠んだ和歌を含んだ家集の紹介を通し、国文学史上貴重な文書や絵図が多数含まれる同文庫の魅力を知ってもらおうと、島原市教委が主催。
 三十六歌仙は、歌人藤原公任が選んだ小野小町ら和歌に秀でた平安時代の名手36人。このうち同文庫には、藩主松平家が主に収集した10人の家集の写本がある。34点を展示する会場には、藤原公任が漢詩や和歌をまとめた「和漢朗詠集」や「金玉和歌集」が並ぶ。
 同市教委の吉田信也学芸員(48)は「松平文庫には三十六歌仙を含め古写本が多く残る。身近に伝わる場所は全国でも多くはなく、地域の宝を知ってほしい」と話す。

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