阪神・矢野監督、心配される「宝の持ち腐れ」

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開幕から好調なプロ野球阪神タイガースは新外国人選手、ラウル・アルカンタラ投手とメル・ロハス・ジュニア選手が4日に来日したことが発表された。今後は2週間の隔離期間を経てチームに合流する予定。早ければ4月末にも1軍に昇格しプレーすることが可能となる。

今年、外国人選手8人態勢の阪神はサンズ、マルテ、スアレス、ガンケル、エドワーズ、チェンの6人がすでに1、2軍の試合に出場。助っ人2人が到着したことで、全員がそろった。ロハス・ジュニアは昨年韓国リーグで打率・349、47本塁打、135打点を記録。アルカンタラも同じリーグで20勝をマークしている。プロ野球OBは、「額面通りに働けばチームもさらに勢いが増す。2005年以来遠ざかっているリーグ優勝、1985年以来の日本一も夢ではなくなってきます」と大きな期待をかけている。

だが、一筋縄でいかないのが阪神の弱点でもある。豊富な戦力はそろっているにも関わらず、やり繰りがうまくいかなければ宝の持ち腐れとなってしまうからだ。そして、今年が3年契約ラストイヤーの矢野燿大監督には懸念材料は多々あるようだが……。

「年俸2億以上の高額を支払うロハスは1軍合流後、まずは先発起用することは間違いない。アルカンタラも先発投手候補としてしばらくは試す機会が増えることでしょう。ところがいまチームを見渡すとある程度、うまく回っています。先発しているガンケルも前評判以上の働きぶりですし、マルテやサンズも守備面は厳しいとしてもある程度、打率をキープしていますから。さらに野手の場合は期待のルーキーの佐藤輝明選手もいる。ロハス、サンズを外野で起用すると佐藤輝の居場所はありませんし、三塁で起用すれば大山選手はどうなるのか。戦術以上に選手のやり繰りが今年はモノを言いそうな雰囲気です」

選手のやり繰りが上手い名将で名前が出るのは、昨年と一昨年にセ・リーグ優勝した読売ジャイアンツの原辰徳監督だろう。昨年も二塁手のレギュラーをなかなか固定できない状況ながら1位でフィニッシュしたことで、さらに実力が評価されている。

「その辺り、矢野監督も少しは勉強してもらいたいのですがどうも下手なのです。調子が悪ければすぐに選手を替えるのはいいのですが一貫性が見られません。昨年はそれでもセ・リーグ2位だったのですが、1年で突然上手くなるわけがない(笑)。選手起用の選択肢が増えることで失敗しなければいいのですが」(同)

6日に行われた巨人との直接対決は6―2と快勝し、良いスタートを切ったが、その手腕はいかに?