【WWE】あと一歩も…KUSHIDAが難敵ピート・ダンに惜敗

KUSHIDA(左)とダンの遺恨の行方は…(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州セントピーターズバーグ8日(日本時間7日)発】WWE・NXTの「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」(7、8日)初日大会が開催され、元新日本プロレスのKUSHIDA(37)は、ピート・ダン(27)に大逆転の3カウントを奪われた。

ゴングと同時にダンが飛びつき式アームバーを狙うも、KUSHIDAはしっかり見切って関節勝負で主導権を握った。ハイレベルな腕の奪い合いから、ダンがエプロンへの脳天砕きで流れを変えるも、KUSHIDAは場外でのハンドスプリングエルボー、花道で助走をつけての顔面蹴りで譲らない。

さらにはパッケージ式DDT、脳天砕きからクロスアームバーに移行する複合技で圧倒。左腕に狙いを絞った後、何と最上段からハンマーロックスープレックス一撃。すぐさまホバーボードロックを決めるも、ここはロープに逃れられた。

一気に出たKUSHIDAはスタンド式ホバーボードロック。しかしマサヒロ・タナカ(右ストレート)をキャッチされると指をネジ折られてしまう。この一撃のダメージは大きく、すぐさま顔面へのキックからXプレックス(回転式変型顔面砕き)で大逆転の3カウントを奪われた。

2日配信大会のNXT北米王者挑戦権争奪ガントレッド戦出場者決定戦に続いて惜しい試合を落としたKUSHIDAだが、試合の9割を支配して元NXTタッグ王者で元NXT・UK王者の実力者ダンをあと一歩まで追い込んだことは事実。悲願の王座戦まで結果を出し続けるしかない。

「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」2日目大会は日本時間9日にWWEネットワークで配信される。

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