橋下徹氏が分科会・尾身会長に注文「法的に義務化しないと感染は止まらない」

橋下徹氏

元大阪府知事でタレントの橋下徹氏が8日朝のフジテレビ系「めざまし8」に出演。7日の衆院厚労委で政府の新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長が、大阪の感染爆発の現状について述べた「感染のスピードが下がるかは、人々の行動と自治体のやる気が重要」との指摘に注文を出した。

「政府のやる気で法律を作り、法的な義務化に踏み込まないと(感染拡大は)止まらないですよ」

橋下氏が主張するのは飲食店のアクリル板設置やマスク会食も、高齢者施設でのPCR検査の徹底実施も、重症化ベッドの数を増やすのも、すべては「早急に法律を作らないと進まない」ということだ。

7日に新規感染者数が過去最多の878人となり医療非常事態宣言を出した吉村洋文大阪府知事も同番組に大阪から生出演し「国が大きな方向性を出してくれれば」と橋下氏に同調している。

一方、東京の小池百合子知事は昨日の感染者555人に「まん延防止等重点措置」を要請する「準備に入る段階」としたが、橋下氏はこれに対しても「今すぐにでも、やれる感染対策はある」と話している。

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