1人だけの入学式 対馬・乙宮小 原田さんが仲間入り 「跳び箱10段跳ぶ」と抱負

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担任の教諭と入学式会場を後にする原田さん(中央)=対馬市、市立乙宮小

 長崎県対馬市豊玉町曽の市立乙宮小(竹村靜雄校長、16人)で7日、入学式があり、ただ1人の新入生、原田悠愛さん(6)が仲間入り。在校生らが「分からないことがあったら何でも聞いて」と頼もしく出迎えた。
 同校は1875年創設。小中学校併設の時期もあり、児童数はピーク時に小学校だけで約300人いたが、少子化の影響で減少傾向にある。1人だけの入学式は3年ぶり。
 原田さんは担任の教諭と共に体育館へ入場し、拍手で出迎えられた。竹村校長は式辞で「これから毎日楽しく、勉強や遊び、運動を頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
 在校生を代表して6年の糸瀬悠人さん(11)は「不安かもしれないけど、何か分からないことがあったら僕たちに聞いて」とあいさつ。スーパーの店員が将来の夢という悠愛さんは式後、「跳び箱を10段跳べるようになりたい」と抱負を述べた。母万貴さん(37)は「よくしゃべり、ひょうきんな子なので、学校の友だちと仲良くなってほしい」と目を細めた。
 市によると、市立小学校では7、8両日に入学式があり、17校に計219人が入学する予定。