【MLB】「大谷翔平は体が強くなった」 プホルスが感じ取った二刀流復活への進化とは

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エンゼルス・大谷翔平(左)とアルバート・プホルス【写真:AP】

大谷は2019年に手術した左膝の不安を払拭、プホルス「膝の状態が良ければ」

エンゼルスのアルバート・プホルス内野手がメジャー21年目のシーズンへスタートを切った。これまでに歴代5位の通算663本塁打、歴代3位の2104打点を誇る強打者が日米報道陣の取材に応じ、大谷翔平投手の“変化”を語った。また、個人記録や10年契約最終年となる今季への意気込みも語った。

160キロ超の剛速球を投げ、特大なアーチを放つ。二刀流復活へ力強くスタートを切った大谷をレジェンド・プホルスは、どう見ているのか。「大谷の去年と今年の打撃の違いは?」と問われ、熱い口調で続けた。

「健康でいられていることだと思う。彼は昨年下半身の状態が良くなかった。私も同じ経験を味わったことがある。下半身に痛みを感じ始めたとき、トライしようとしても(感覚が通常の時と)違っていた。ショウヘイは膝の状態が良ければ、素晴らしいシーズンを送れると思う。今年のオープン戦のようにね」

大谷は2019年10月に軸足の左膝を手術。患部が回復した今季は下半身トレーニングを精力的に行いスイングが安定した。オープン戦は打率.548、5本塁打、8打点と大活躍だった。

「逆方向への強い当たりを打って、引っぱる打球がそこまで多くなかった。彼がここへ来てからの期間で、その姿を私は見たことがなかった。それに、彼は以前より少し体も強く(デカく)なったと思う。特に上半身がね。私にとっても嬉しいことだよ」

野球の神様ベーブ・ルースの通算714本塁打まで残り51本

プホルス自身は今季が10年契約最終年。報道陣から野球の神様ベーブ・ルースの通算714本塁打についてふられ、「すごい数字だよね! 初めは500本塁打はおろか、100本だって打てると思ってなかった」と振り返った。ただ、個人記録への思いは今季も封印。1プレー1スイングに力を注いでいく。

「やっぱり僕は21年間チームとしてチャンピオンになることを至上命題に掲げていた。そうやって2回チャンピオンになり、3度のワールドシリーズに出場してきたんだ。契約最終年である今年も目標は変わらないし、それを達成することを第一に考えているよ」

「もう4、5年やれれば一番いいけど、どうなるかはわからないね。奥さんや家族とも相談になるだろうし。長年プレーしてきて、今でも野球への情熱は失われてないし、何よりこのゲームを愛しているから、まだ続けたいという気持ちももちろんあるよ。野球は僕に色々なものを与えてくれたし、僕もそれに応えたと思っている。使命を終えたと僕が感じるまでは続けたいかな」

レジェンドが大谷へ寄せる期待や野球に対する姿勢。必ず大谷の力となるはずだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)