4月4日「シシの日」に供養祭 江迎猟友会鹿町支部 

イノシシなどを供養する江迎猟友会鹿町支部メンバー=佐世保市鹿町町

 駆除した動物を弔おうと長崎県佐世保市鹿町町の鳥獣供養の碑で4日、イノシシなどの供養祭があり、江迎猟友会鹿町支部のメンバーら10人が参加した。
 農作物を守るための駆除とはいえ、命を落とした有害鳥獣を鎮魂するのが目的。4月4日は「シシの日」として、毎年開いている。碑は2014年に、同支部のメンバーが資金を出し合って建立した。
 読経の後、支部長の森田剛さん(78)が「捕獲をしながら心のどこかで、かわいそうという気持ちがある。供養の思いは持ち続けたい」とあいさつした。
 市によると、鹿町町での20年度の捕獲数は2月までにイノシシが515頭、シカは97頭に上っている。19年度の捕獲数は1年間でイノシシ328頭、シカ86頭だった。

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