巨人・野上が二軍戦で3回途中5失点「しっかり調整したいと思います」

課題が残った野上

巨人の野上亮磨投手(33)が、8日に行われたイースタン・リーグのロッテ戦(ジャイアンツ球場)に先発し、2回2/3を投げて5失点だった。

605日ぶりの一軍登板を果たし、6回2失点7奪三振と復活を遂げた2日のヤクルト戦(東京ドーム)以来、中5日での登板となった野上。再度の一軍昇格に向けて好調をアピールしたいところだったが、前進守備の外野の奥を突かれる長打攻勢に見舞われた。

初回こそ打者3人で終わらせたものの、2回には佐藤に右中間二塁打、続く加藤に右越えの適時二塁打を放たれてあっさりと先制点を献上。なんとかこの回は最少失点で切り抜けたが、3回には無死一塁の場面で平沢に左越え適時二塁打、二死二塁から福田に右中間適時二塁打、続く井上にも中前適時打を放たれ、3点を失ったところで交代を告げられた。

マウンドを託された横川もさらに1点を失い、この日は計5失点。課題を残す投球に、野上も「しっかり調整したいと思います」と言葉少なだった。先発候補として期待のかかる右腕なだけに、次戦での巻き返しに注目が集まる。

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