新型コロナウイルスを巡り、神奈川県は8日、県内で既に発表されている新型コロナウイルス感染者のうち、10代~60代の男女15人が変異株に感染していたと発表した。1日の発表人数ではこれまでで最多。
15人はいずれも軽症か無症状で、50代女性は3月中旬に東南アジア地域から帰国し、同下旬に感染が確認された。この女性の濃厚接触者の10代女性も変異株の感染が確認された。2人とも株の種類は分かっていない。
50代女性以外は海外滞在歴はなく、15人のうち3人は英国株の疑いがあるという。
県内の変異株感染者は累計で105人となり、100人を超えた。県の担当者は「率直に言って追跡が難しくなっている。感染が広がってきており、心配される状況だ」と話した。
◇県所管域は22人
新型コロナウイルスを巡り、神奈川県は8日、県所管域で新たに10代~80代の男女22人の感染が確認されたと発表した。小田原市の80代男性が中等症で、ほかは軽症か無症状。17人が感染経路不明という。
年代別では、20代が7人、40代が4人、30代と70代が各3人、50代が2人、10代と60代、80代が各1人。