マイク・タイソンあっさり前言撤回 「今年中にホリフィールド、ルイスとやる」と意欲

マイク・タイソン

ボクシングの元統一ヘビー級王者、マイク・タイソン(54=米国)が「今年中にイベンダー・ホリフィールドと、レノックス・ルイスと戦いたい」と語った。

米メディア「ボクシング・シーン」の7日(日本時間8日)の報道によれと、タイソンは1996年にTKO負け、翌97年には「耳噛み」で失格負けしたホリフィールドとのエキシビションマッチに向け、条件面で交渉中。さらには2002年にKO負けしたルイスとも年内にエキシビションマッチをすることを熱望しているという。

当時のペイ・パー・ビュー(PPV)の視聴数でタイソンVSルイスは約272万件、タイソンVSホリフィールドの2戦目は約267万件を記録した。この数は歴代のボクシングで4位と5位。タイソンは昨年11月の元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ(52=米国)とのエキシビションマッチでのPPVで約160万件の視聴数を記録している。

ホリフィールドやルイスと対戦した当時は、今と違ってスマホやPCで見る手段がなかった背景を考えると、それぞれの数字は驚異的。〝再戦〟が実現すれば相当な視聴数を稼ぐことにタイソンが自信を見せることもうなづける。

もっともタイソンは、5月29日が見込まれていたホリフィールド戦への交渉を打ち切ったことを2週間ほど前に宣言。ホリフィールド陣営も対戦が消滅したことを発表している。

その記憶も新しいタイミングでの発言は、いったい何を意味するのか…。

© 株式会社東京スポーツ新聞社