【MLB】大谷翔平の才能は「この世のものとは思えない」 米メディアはHRダービー出場期待

エンゼルス・大谷翔平【写真提供:Angels Baseball】

今年のオールスターは“打者天国”クアーズ・フィールドで実施

4月1日に開幕したMLBで衝撃を与えているエンゼルスの大谷翔平投手。2日(日本時間3日)のホワイトソックス戦で今季初本塁打を放つと、4日(同5日)の同戦では118年ぶりに「2番・投手」の“リアル二刀流”で出場し、第1打席で本塁打を放つという離れ業を演じた。

開幕直後から米球界に衝撃を与えている大谷。米メディアでは早くも、7月に行われるオールスターのホームランダービー出場を期待する声が上がっている。

今年のMLBオールスターはロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドで行われる。当初はブレーブスの本拠地アトランタのトゥルーイスト・パークで開催される予定だったが、MLB機構はジョージア州で成立した黒人など人種的少数派の投票を阻害する選挙関連法改正に抗議するために開催地が変更となった。

標高1500メートルにあり、気圧が低いことからホームランの出やすい“打者天国”として知られるクアーズ・フィールドでの実施に。米メディア「CBSスポーツ」では「ストライクゾーンの真ん中に投げられたボールを打者がかっ飛ばすことができれば、2021年のホームランダービーの結果は本当に、クレイジーなものになるかもしれない」と予想している。

同メディアは「2021年にホームランダービーに参加するかもしれないスターのタイプを考えると、1998年の時よりももっと大きなホームランを見ることが出来るかもしれない。これが、2021年のホームランダービーで我々が見たい10人の選手だ」として、参戦を期待する打者10人を選出。マイク・トラウト外野手やブライス・ハーパー外野手ら名だたる強打者と共に「ショウヘイ・オオタニ」の名前も挙げている・

記事では「彼ほど、思わず引き込まれてしまうような選手がMLBに他にいるだろうか? いないだろう。ロサンゼルス・エンゼルスの先発投手兼DHは、マウンドでもバッターボックスでもきっちり仕事をする。ホワイトソックスとの日曜日の試合では、ディラン・シーズが彼に対して最初に投げた時、ベースボールを完全に破壊した。メジャーリーグでの最初の3年間は、怪我に阻まれたが、彼の才能は、この世のものとは思えない」として、大谷の潜在能力を絶賛している。

ホームランダービーへの参加についても「CBSスポーツ」は「オオタニがこのペースでスイングし続ければ、彼が、7月のクアーズ・フィールドで特大ホームランを打つのは間違いない」と断言。夢の球宴の舞台で大谷が特大弾をかっ飛ばすだろうと予想している。(Full-Count編集部)

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