蓮舫氏が広島再選挙の応援に駆けつけ「情けない」と自民党をバッサリ

蓮舫氏

立憲民主党代表代行の蓮舫氏は、8日に告示された河井案里前参院議員の当選無効に伴う広島選挙区再選挙(25日投開票)で、無所属の新人でフリーアナウンサー・宮口浩子氏の応援に駆けつけた。

焦点は「政治とカネ」の問題だ。自民党は元経済産業省職員だった西田英範氏を擁立し、公明党が推薦した。

蓮舫氏は、呉市内で行われた野党統一候補・宮口氏の出発式で「広島県民の声をしっかと受け止めて、国政で代弁できるのは宮口さんだ」と訴えた。

広島再選挙の投開票日と同日、昨年12月に羽田雄一郎元国土交通相が新型コロナウイルスで急死したことに伴い、長野選挙区でも補選が行われる。広島は当選無効になったため補選ではなく再選挙だ。

蓮舫氏は「長野県は参議院補欠選挙、再選挙とは言わない」とした上で「なぜ広島は再選挙なのか。まるで昭和初期のような『政治とカネ』の問題です。情けない」と話し、自民党の金権体質の選挙戦を批判した。

再選挙の争点の1つに挙げた新型コロナウイルス感染症対策は、今月からPCR検査を無料で受けられるようになった広島県の取り組みを高く評価した。

「我慢とお願いと自粛ではなく、徹底した検査こそが必要です。命と暮らしを守る、当たり前の政治を。(菅政権の)無策に近い感染症対策でいいのかも判断してほしい」(蓮舫氏)

立民をはじめとした野党4党は広島、長野、北海道の選挙で「3戦全勝」を狙っている。

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