プロ初勝利なるか ヤクルト奥川恭伸 勝ち投手の権利を持ち降板

5回5失点も勝ち投手の権利をもって降板したヤクルト・奥川

プロ初勝利なるか。ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が、8日の広島戦(神宮)に先発し5回を10安打5失点だった。立ち上がりは不安定だった。初回二死で西川、鈴木誠、松山、会沢、安部に5連打されていきなり4点を失った。

2回に先頭・中村祐へ2球を投げたところで降雨による54分間の中断があった。雨が上がり始めて再びマウンドに上がった奥川だが、4―4の3回の先頭・鈴木誠に1号ソロを浴びて勝ち越しを許した。それでも右腕に打線が強力援護。

4―5の3回に西浦、松本友の適時打で逆転してもらい、4回にも山崎の1号ソロでもう1点。すると4、5回は落ち着いて投げて無得点で切り抜けた。8―5のリードした5回に打席が回ったため、代打・嶋と交代した。

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