【ボクシング】ラウンドガール復活のリングで小原佳太が日本ウェルター級王座を初防衛 

ラウンドガールが王座初防衛の小原佳太を祝福

ボクシングの日本ウエルター級タイトルマッチが8日に後楽園ホールで行われ、王者の小原佳太(34=三迫)が3―0の判定で同級4位の坂井祥紀(30=横浜光)を下して初防衛に成功した。この試合では新型コロナウイルスの感染拡大後、初めてラウンドガールがリングに上がり、ボクシングに華やかさが戻ってきた。

試合は序盤から激しい打ち合い。5ラウンド終了後の公開採点では「48―47」で小原を支持したジャッジが2人。残る1人は坂井を支持という接戦。それでも右のボディーストレートを積極的に当てた小原が、最終的にはジャッジ3人全員が「96―94」と採点する判定で勝利した。

この激闘に華を添えたのがラウンドガールたち。これまでリングの下でラウンド数を示すボードを掲げていることはあったが、今月からは前日のPCR検査か当日の抗原検査で陰性を確認した上でリングに上がることが認められるようになり、この日は新型コロナウイルス感染拡大後初めてリングに登場。久々の光景は、興行盛り上げに一役買っていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社