フルーツバス停「菜の花と共演」 4月いっぱい見ごろ 諫早・小長井

菜の花が見ごろを迎えた「フルーツバス停フラワーゾーン」。近くの井崎保育園の園児たちが遊びに訪れていた=諫早市

 長崎県諫早市小長井町の県営バス「井崎バス停」そばに地元住民らが種まきした菜の花が見ごろを迎え、イチゴやメロンをかたどったユニークな「フルーツバス停」との共演が人々を楽しませている。
 コンクリート製のフルーツバス停は、旧北高小長井町が町のPRに、と設置。このうち、諫早湾を挟んで対岸の雲仙岳を望む井崎バス停はイチゴ、メロンの形をしている。住民グループ「小長井プロジェクト」(藤川秀昭会長)が、バス停そばの休耕田を活用して地元のにぎわいにつなげようと、2019年に約20アールを「フルーツバス停フラワーゾーン」として整備。年間を通じて、菜の花やヒマワリ、コスモスを咲かせ、“インスタ映え”スポットとしても人気になっている。
 住民らは昨年12月に種まき。人気スポットになったことから新たに駐車スペースも約15台分確保し、看板を設置した。同プロジェクト事務局の一ノ瀬一成さん(68)は「雲仙も見えて景色は最高。撮影に訪れる人が後を絶たず、人気スポットになってうれしい。これからも活動を続け、小長井をPRしていきたい」と話した。
 菜の花は今月いっぱい楽しめるという。

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