【ベトナム】ECのFADO、H&Mの取扱いを停止[商業]

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ベトナムの越境電子商取引(EC)プラットフォームFADOは7日から、スウェーデンの衣料品大手H&Mの製品の取り扱いを停止した。H&Mが公式サイトに掲載した中国周辺などの地図を中国当局の変更要請通りに修正したことが、領有権を巡って争うベトナムの主張と矛盾する行為と判断したためだという。ベトナムのECサイトでH&Mの取り扱いを停止したのは、FADOが初めて。サイゴンタイムズが8日伝えた。

FADOを運営するミックゾーングループのファム・タン・ダット最高経営責任者(CEO)は「ベトナムの主権を尊重しないブランドへの協力は拒否する」との声明を発表した。取り扱い停止期間は未定だ。

中国の上海当局は2日、H&Mがホームページ上で公開した中国の地図が違法だとして、同社を指導したと発表。H&Mは中国側の要請にすぐに対応し、地図を修正した。中国側の主張する「違法性」の詳細は不明だが、南シナ海の境界について、当初は中国側が主張する境界線「九段線」と異なる記載をしていたことが問題視されたとみられている。

ベトナムは南シナ海の領有権を巡って中国と対立する立場にあり、ベトナムの一部消費者がH&Mの対応に反発。会員制交流サイト(SNS)で不買運動を呼び掛けていた。