仏官僚養成校を廃止、新校創設

大統領、エリート批判に対策

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フランス東部ストラスブールの国立行政学院(ENA)=2019年4月(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は8日、エリート官僚養成校として知られた国立行政学院(ENA)を廃止し、新たに上級公務員育成を担う新校「公務学院(ISP)」を設けると表明した。国の会合での発言を大統領府が発表した。

 有名校ENAの廃止は、2018年秋から長期化した「黄色いベスト運動」による政権抗議デモを受け、マクロン氏が19年4月に提起した施策の一つ。国内で強まるエリート批判への対応として強いシンボルとなるが「人気取りの愚民政策」と反発する声も上がった。

 ENAは政治家も多く輩出し、戦後第5共和制の大統領8人のうち、マクロン氏を含む4人が卒業した。