疑惑の判定 コンフォートの押し出し死球でメッツが勝利

【マーリンズ2-3xメッツ】@シティ・フィールド

疑惑の判定でメッツがサヨナラ勝ちを収めた。2点ビハインドの9回裏、メッツは先頭のジェフ・マクニールが1号ソロを放って1点差に詰め寄ると、一死後に連打と敬遠で満塁のチャンス。ここでマイケル・コンフォートが打席に入り、カウント1-2からの6球目、内角高めへのスライダーが右肘に当たってサヨナラの押し出し死球となった。コンフォートがストライクゾーンに右肘を出し、ボールに当たりにいったように見えたため、マーリンズ側は猛抗議。しかし、判定は覆らなかった。

マーリンズ5番手のアンソニー・バースがコンフォートに投じた6球目は内角高めへのスライダー。いいコースに決まったボールが捕手チャド・ウォラックのミットに収まり、球審ロン・クルパは見逃し三振をコールしようとした。ところが、コンフォートは「ボールが右肘に当たった」と主張。クルパは一転して死球をコールし、グラウンドにはメッツナインによる歓喜の輪が広がった。

ウォラックは試合後、「まだ少し混乱している。球審はストライクをコールしたあとに判定を変え、死球をコールしたんだ。そんなの見たことがないよ」と不満を隠さなかった。実際、スタットキャストによるトラッキングでは、バースが投じた最後の1球はストライクゾーンに入っている。ちなみに、クルパは「打者はストライクゾーンでボールに当たった。見逃し三振をコールすべきだった」と誤審を認めている。

メッツ4番手のエドウィン・ディアスが1勝目(0敗)をマーク。セーブ失敗のバースには不運な2敗目(0勝)が記録された。

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