遊水地、相良村に3カ所 球磨川の治水対策 国と熊本県、村案ベースで検討

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 国土交通省と熊本県は8日、相良村での住民説明会で、昨年7月の豪雨で氾濫した球磨川水系の治水対策として、「遊水地」の整備を、村が昨年12月に提案した候補地3カ所をベースに検討していることを明らかにした。遊水地は、あふれた水を一時的にためる洪水調節施設。

 3カ所は、村内を流れる最大支流・川辺川沿い。球磨川との合流点に近い柳瀬の中洲地区、上流にある深水の下鶴地区と川辺の蜻木[へぼのき]地区で、水稲やタバコの農地が大部分を占める。中洲地区は国の河川管理区間で、上流2地区は県の管理区間。

 国交省と県は、この3カ所をそれぞれ含んだ一帯を候補地として提示。貯水容量や範囲は今後、現地測量した上で示すとした。堤防かさ上げや河道掘削なども進めるとした。

 説明会は、国交省、県、村が合同で開催。住民25人が参加した。終了後、吉松啓一村長は「遊水地に限らず、村が提案したあらゆる治水対策を国と県が進めていくことは評価したい」と話した。

 説明会は9、10日も村内で開く。(中村勝洋、小山智史)