長崎県下消防職員意見発表会 県代表に藏園さん 28日、久留米で九州地区大会

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最優秀賞に選ばれた長崎市消防局の藏園さん=平戸市、たびら活性化施設

 長崎県内の消防職員が業務の課題や思いを披露する第44回県下消防職員意見発表会が5日、平戸市田平町のたびら活性化施設であり、救助を受けた経験を基に位置情報などが共有できるアプリの開発を提案した長崎市消防局の藏園彩乃さん(22)が最優秀賞に選ばれた。28日に福岡県久留米市で開かれる九州地区大会に出場する。
 県消防長会が主催。10消防本部の代表15人が登壇した。小川茂敏・平戸市教育長ら6人が論旨と説得力、業務への問題意識、態度と表現力を審査した。
 藏園さんは昨年、休日の登山中に滑落し、救助を受けた経験を基に、救助に当たる側と遭難者の位置情報などが共有できるアプリの開発を提案。「アプリや新たな救助資機材が開発されると思うが、助けを待つ人の気持ちや痛みを想像できる消防士がいて、初めて価値あるものになると確信する」と訴えた。
 藏園さんは「感謝の気持ちを伝えたいという思いを形にできた。九州地区大会での機会を無駄にしないようにしたい」と県代表としての決意を述べた。
 今回の発表では、新型コロナウイルスの感染拡大に対応する、アプリなどの開発提案が目立った。
 この他、優秀賞には長崎市消防局の川口俊二さん(35)と佐世保市消防局の田川拓弥(たくみ)さん(24)、奨励賞に平戸市消防本部の永田理(おさむ)さん(35)が選ばれた。