『黒執事』のアニメーター芝美奈子さんの訃報に、中国メディアも揺れた──SNSでは異例のトレンド入り

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3月16日、アニメ制作会社のぴえろ、P.A.WORKSなどは公式サイトで、アニメーターの芝美奈子さんが亡くなったことを伝えた。ぴえろの公式ツイッターでは「弊社作品では『ヒカルの碁』『テガミバチ』などでキャラクターデザインを務められた芝美奈子さんが亡くなられました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼のコメントを投稿している。

今回の芝美奈子さんの突然の訃報は、中国でも伝えられ、大手メディアが速報で報じるなど、異例の事態となっている。中国のWeibo(中国版ツイッター)では、訃報のニュースが伝えられた当日、“芝美奈子逝去”のキーワードがトレンド入りし、最高8位にランクインするなど、中国国内でも多くのネットユーザーに注目され、70万件以上もの哀悼のコメントが寄せられている。

実際に中国人ネットユーザーからは、「中国でも大人気の名探偵コナンの制作にも芝先生は関わっていた。偉大な人がまた旅立ってしまった」「黒執事、幽遊白書、コナン、私が小さい頃から愛してアニメを担当していた芝美奈子先生。ご冥福をみんなで祈ろう」「黒執事に捧げた私の青春は芝先生がくれたものでした。本当にありがとうございました」など、突然の訃報に哀悼のコメントが大量に寄せられているのだ。

芝美奈子さんの知名度が中国で大きく上がったきっかけは、『黒執事』の中国での爆発的なヒットがあった。芝さんがキャラクターデザインを手がけた『黒執事』は、2006年に連載が開始され、これまでアニメや映画、さらには舞台化されるほどの大ヒットとなっている。その人気は日本に留まらず、中国でもファンが急増し、中国国内のコスプレイベントでも、多くのファンが登場キャラクターに扮した写真をSNSに投稿する様子も多く見られている。さらに2015年12月には、上海・北京・深センの3都市で舞台公演も行われるほどの人気ぶりだった。

3月15日には、日本アニメ界の巨匠で「ルパン三世 カリオストロの城」などで作画監督を務めた大塚康生氏が逝去した。中国でも非常に著名な巨匠たちの相次ぐ逝去に、中国メディアは「アニメ界にとって計り知れない損失だ」と報じた。