【NBA】渡辺雄太はシュート成功率100% ラプターズはブルズに敗れる

渡辺雄太

8日(日本時間9日)の米プロバスケットNBAでトロント・ラプターズはシカゴ・ブルズに113―122で敗れた。渡辺雄太(26)は16分54秒の出場で、3本のフィールドゴール(FG)をすべて決めて7得点と2リバウンドを記録した。

ラプターズは故障と出場停止で7人を欠く苦しい状況の中、渡辺は19―23で4点を追いかける第1クオーター(Q)の残り4分2秒から出場。第2Qの開始直後に相手のミスからボールを奪うとそのままドリブルで持ち込み、ブルズのザック・ラビーン(26)をかわしてレイアップを決めた。

第3Qの残り3分26秒には左コーナーから、3月11日のアトランタ・ホークス戦以来となるスリーポイントシュートをきれいに決める。

第4Qの残り10分43秒には、ブルズの7フッター(身長7フィート=213センチ)、ラウリ・マルカネン(23)との1対1の状況で、背後を通すドリブルで相手を振り切って右手でのレイアップを決めた。

試合は終始リードを奪ったブルズに敗れたものの、渡辺は4試合連続で10分超の出場。持ち前の守備力でニック・ナース監督(53)から「ユウタはとてもいい仕事をしていた」と評価されたことに加えて速攻、スリーポイントシュートと大型選手との1対1と、バラエティーに富んだ得点パターンでアピールした。

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