レスリング アジア予選きょう開幕 屋比久、2位以内で五輪決定「期待してください」

 レスリングの東京五輪アジア予選がカザフスタン・アルマトイで9日に開幕し、同日のグレコローマンスタイル77キロ級に屋比久翔平(浦添工高―日体大―日体大大学院出、ALSOK)が出場する。日本レスリング協会は8日、選手らの7日付のコメントを公式サイトに掲載。屋比久は「やることをやって力を出せば、おのずと結果は付いてくる。期待してください」と力強く語った。

 各階級とも2位以内に入れば東京五輪の出場枠を獲得する。レスリングでオリンピックに出場すれば、県勢として初の快挙となる。

 本番を2日後に控えた屋比久は「体重はいい感じで落ちている」と減量が順調に進んでいることをアピール。「体調もめちゃくちゃいい。調整もうまくいっている」と手応えを語った。

 77キロ級はロンドン五輪66キロ級で金を獲得したキム・ヒョンウ(韓国)らが出場する。

 男子グレコローマン日本代表の松本慎吾強化委員長は「77キロ級は韓国の選手(キム)の実力が抜きん出ている。屋比久はまだ若いけど、力を出し切って勝ちきりたい。勝つことでオリンピックでのメダル獲得につながっていくと思う」とコメントした。

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