全てはクラブ存続のため…ニューカッスルサポーターが株式購入に向け寄付呼びかけ

 ニューカッスル・ユナイテッドのサポーターは、クラブ株式購入のため寄付を呼びかけている。

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 100年以上の歴史を持つニューカッスルは深刻な経営難に陥っており、オーナーを務めるマイク・アシュリー氏は売却を検討。しかし買い手が見つからず、クラブ存続の危機に瀕している。そんな中、1万4000人以上の会員を持つニューカッスル・ユナイテッド・サポーターズ・トラスト(NUST)は、アシュリー氏が売却した際クラブの株式を購入するため寄付を呼び掛け。ニューカッスルが創立された年にちなんで名づけられた『1892 Pledge』は、プレミアリーグ所属中にクラブが売却された場合にファンに株を提供、降格や所有者の変更による経済的影響が生じた場合にサポーターがクラブを救うため介入すると理念を掲げている。

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 NUSTのグレッグ・トムリンソン会長は、「何十年もの間ファンはクラブの活力源だと言われてきたが、重要な決定がなされる時はいつも蚊帳の外だ」と言及。「人生と同様、サッカーでもお金がものを言うというのは不幸な事実。だからもしファンがクラブの将来を決定する話し合いに参加したいのならば、自らお金を出さなければならない。それが裏付けにもなる」と伝えている。

ニューカッスルファンが株式購入の動き Photo Mark Runnacles

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