マコウィッキ&クリステンセン、WEC第2戦とル・マンでポルシェGTチームに合流

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 ポルシェワークスドライバーのフレデリック・マコウィッキとマイケル・クリステンセンは、WEC世界耐久選手権第2戦ポルティマオと第4戦ル・マンにおいて、LM-GTEプロクラスに参戦するワークスチームの第3ドライバーに指名された。

 日本のスーパーGT GT500クラスでも活躍したマコウィッキは、6月13日と8月21~22日にそれぞれ延期されたふたつのレースで、ポルシェGTチームが走らせる91号車のクルーと合流。ベテランのジャンマリア・ブルーニ、リヒャルト・リエツとともに91号車ポルシェ911 RSRをシェアする。

 日本では“マコ”の愛称で親しまれている彼が、ル・マンでブルーニとリエツとポルシェのGTEカーのステアリングを共有するのは、これで4度目だ。このトリオは2018年と翌19年大会でクラス2位フィニッシュを果たしている。

91号車ポルシェ911 RSR-19をシェアする(左から)フレデリック・マコウィッキ、リヒャルト・リエツ、ジャンマリア・ブルーニ

 一方、クリステンセンは2018年にケビン・エストーレ、ローレンス・ファントールと“ピンク・ピッグ”の復刻カラーリングに身を包んだ92号車ポルシェ911 RSRを駆り、この年のル・マンで優勝。エストーレとともに2018/19年シーズンの世界ドライバーズ選手権タイトルを獲得した。

 このデンマーク人は今季、2016年のル・マン総合ウイナーであるニール・ジャニに置き換えられフルシーズンのシートを失った。しかし、ポルティマオ8時間レースとル・マンでふたたびその存在感を発揮することになる。

「ポルティマオのレースに92号車をシェアして出場するのをとても楽しみにしている」と語ったクリステンセン。

「また、今年のル・マンでポルシェのドライバーを務められることも非常に幸運なことだと思う。ル・マンは毎年のカレンダーの中でもっとも大きく、もっともタフで重要なレースであり、成功すればもっとも素晴らしいものになる」

「2018年と同じようにパフォーマンスを発揮できることを願っているよ。もう一度クラス優勝ができたなら、それは夢のようだ」

2018/2019年のWECで世界ドライバーズ選手権のタイトルを獲得したマイケル・クリステンセン(左)とケビン・エストーレ(右)
“ピンク・ピッグ”カラーに彩られたポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR。2018年のル・マン24時間で、LM-GTEプロクラス優勝を果たした。

 ポルシェのファクトリーモータースポーツ・ディレクターであるパスカル・ズーリンデンは、次のように付け加えた。

「指名されたこれら6人のドライバーは、合計59回のル・マン参戦経験を持っている。この経験は非常に貴重なものだ。今年のハイライトに向け、非常に良い位置にいることは間違いない」

「ポルティマオでの8時間レースは、ル・マン24時間レースへの集中的な準備を完璧に補完するものだ」

 ポルシェは、5月1日にスパ・フランコルシャンで開幕するWEC“シーズン9”最初のレースに先立ち、アップデートされた911 RSR-19モデルのテストをドイツ、ホッケンハイムで行っている。

 今シーズンからLM-GTEアマクラスのカスタマーも使用できるようになった2019仕様のポルシェ911 RSRは、オリジナルバージョンのクルマに搭載されていたサイド出しエキゾーストピースではなく、後方排気のエキゾーストが装備されている。

 Sportscar365では、ファントールとアール・バンバーがル・マンでウェザーテック・レーシングに加わり、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で活躍するクーパー・マクニールとともに、GTEプロクラスに参加するポルシェをシェアする予定であることを理解している。

2021年シーズン、GTEアマクラスにも供給されることになるポルシェ911 RSR-19。排気口が従来のサイド出しからリヤ出しに変わっているのが確認できる。