新1年生、豪雨被災地でも新生活スタート 熊本県内の小中学校で入学式

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中原小の入学式で、体育館から退場する新入生=9日午前、人吉市(石本智)

 熊本市を除く大半の市町村立の小中学校で9日、入学式があり、昨年7月の豪雨災害で大きな被害が出た人吉市の6小学校でも、新1年生254人が学校生活をスタートさせた。

 人吉市中神町の中原小は、球磨川の氾濫で校区内の多くの家屋が浸水したが、昨年を上回る57人が入学。式では担任から1人ずつ名前を呼ばれ、「はい」と元気よく返事した。田代千恵子校長は「心をわくわくさせて毎日登校してください」と呼び掛けた。

 式を終え、校舎の前で家族と笑顔で記念撮影した中村映翔[えいと]君は「友達をつくってサッカーをしたい」。豪雨で隣の校区の自宅アパートが被災したため、みなし仮設住宅で生活しており、祖母の保楊枝[ほよし]惠子さん(68)は「無事に入学できてよかった」と喜んだ。

 県教育委員会などによると、本年度の新入生は小学校約1万5800人、中学校約1万6千人。熊本市立の小中学校の入学式は12、13日。(中村勝洋、臼杵大介)