ネットフリックスとソニー・ピクチャーズが独占配信で合意 来年公開の新作から開始予定

コロナ禍で休業する映画館(ロイター)

コロナ禍で激減した劇場売り上げの先行きが見えない中、ソニー・ピクチャーズは今週、劇場公開後の同社の新作映画について、米国では動画ストリーミングサービス、ネットフリックスが独占配信することで合意した。

米芸能誌「バラエティ」によると、ネトフリが配信するのは2022年公開予定の作品から。プレステで人気のアクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッドシリーズ」の実写化映画「アンチャーテッド」や、スパイダーマンのスピンオフ作品「モービウス」などが含まれる。

同誌は両社の契約期間が5年程度で、ソニーが得る収入は数百億円規模としている。

この契約により、ソニー傘下コロンビア映画の「スパイダーマン」や「ジュマンジ」など人気シリーズもネトフリで独占配信され、旧作については追って配信されるとしている。

両社はまた、ソニーがストリーミング専用に製作するオリジナル映画をネトフリが配信することについても大筋で合意。ただし、ネトフリが配信しないことを決めた作品については、ソニーが他の配信サービスに販売することが可能となる。

ネトフリのオリジナル映画責任者でプロデューサーのスコット・ステューバー氏は、「これにより人気の映画シリーズを米国内のネットフリックスに提供できるだけでなく、世界中のネトフリファンにも新作映画の新たなコレクションを提供できる」としている。

ソニーはこれまでライオンズゲート・エンターテインメント傘下の有料チャンエル「スターズ」と契約を結んでいた。

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