宇土市役所・新庁舎が起工 熊本地震から5年

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宇土市役所新庁舎建設工事の安全祈願祭で玉串をささげる関係者=9日午前(池田祐介)

 熊本地震で激しく損壊し、解体した宇土市役所旧庁舎跡で9日、新庁舎建設工事の安全祈願祭があった。2023年1月完成、5月の供用開始を予定している。

 元松茂樹市長や工事関係者ら38人が出席し、玉串をささげて工事の安全を祈願。元松市長は「地震で機能を喪失した教訓を糧に、安全安心の拠点となる庁舎を目指す。庁舎再建は復興の最大のシンボル。一丸となって進めていく」とあいさつした。

 新庁舎は鉄筋コンクリート一部鉄骨4階建て、延べ床面積7499平方メートル。免震構造を採用したほか、非常用発電機や上下水道を7日間維持できる貯水、汚水タンクを備える。住民が行き来できるよう、敷地と建物を東西に貫く「うと小路[こみち]」を設置する。

 総工費は35億円(うち国が最大85%を負担)。免震部材の生産中止により実施設計をやり直したため、完成は当初より8カ月延びる。(池田祐介)