東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)は9日、都内で定例会見を行い、東京大会に出場する日本選手団の新型コロナウイルスワクチン接種について「以前からIOCの(トーマス)バッハ会長からワクチンを前提としない大会であること、ワクチンがなくてもできるようにコロナ対策を講じて万全の体制でやっていくべきというお話をいただいておりました。その考え方は今も全く変わっておりません」と話した上で「政府がおっしゃるように、現時点で全くそういう話にはなっていない」と否定した。
また、五輪選手にワクチン接種を優先的に行うとの報道もあるが、橋本会長は「各自治体においてワクチン接種で医療体制は困難を極めている。そういった医療体制に支障をきたさないように、東京大会の医療体制をどうするべきかということが一番重要なこと」と話した。