阪神・佐藤輝〝打った瞬間〟の場外3号「矢野監督と井上ヘッドの指導のおかげです」

3号は豪快な場外弾となった阪神・佐藤輝

黄金新人がド肝を抜く一撃! 阪神のドラフト1位新人・佐藤輝明内野手(22)が、今季3号を放った。

6番・右翼で先発したDeNA戦(9日、横浜)の3点リードの6回、先頭で迎えた第3打席。2番手・国吉の3球目、甘く入ったカットボールを完璧に捉えた。右翼へ高々と舞い上がった一撃は、敵の右翼手が一歩も動かないほどの〝打った瞬間〟の一撃。

「少し高めにきた甘いボールをしっかり捉えることができました」と4月1日の広島以来となる7試合ぶりの3号ソロで、悠然とダイヤモンドを1周した。

ここまで全試合出場も打率1割台、21三振と確実性が課題でもあった佐藤輝。試合前には矢野燿大監督(52)や井上一樹ヘッドコーチ(49)が総出で、佐藤輝にアドバイスを送るなど、悩める大砲の不振脱出に、チームぐるみで取り組んでいた。「試合前に矢野監督と井上ヘッドに指導いただいたおかげです。少し修正して自分のスイングができました」と本人にとっても上昇への〝きっかけ〟となる一打となったようだ。

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