宮本諫早市長が任期満了で退任

職員らに拍手で見送られる宮本市長(左)=諫早市役所

 長崎県諫早市の宮本明雄市長(72)が9日、任期満了に伴い退任した。市役所であった退任式で、宮本氏は「市の発展のために尽力してほしい」と、職員に感謝の言葉とエールを送った。
 市職員出身の宮本氏は財務、総務両部長や副市長を歴任。2009年の市長選で初当選し、今年3月の市長選で4選を目指したが、果たせなかった。
 宮本氏は国営諫早湾干拓事業や新幹線開通を見据えたまちづくり、企業誘致、人口減少対策など3期12年を振り返り「人と時に恵まれた」と総括。職員に「いろんな選択肢があるとき、一番厳しい選択肢を選んだ方がいい。(市民のため)失敗を恐れずにやってほしい」と激励した。
 新市長の大久保潔重氏(55)は12日に初登庁する。


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