【新型コロナ】副反応疑う症状に医療体制整備 神奈川県と大学病院など調整

神奈川県庁

 新型コロナウイルスのワクチンを巡り、神奈川県は接種後に継続的に副反応が疑われる症状が現れた場合に対応する医療体制を9日までに整備した。

 接種直後に副反応が疑われる症状が出た場合は、各市町村の救急病院などが対応。接種後、継続的に体調が悪化するなどしたケースでは、まずはかかりつけ医や接種を受けた医療機関に相談してもらい、さらなる診療が必要な場合は、大学病院など専門の医療機関が対応する。

 12日以降、県内でも高齢者の接種が始まることから、県が県内の複数の大学病院などと調整した。混乱を避けるため、医療機関名は非公表としている。

 県はこのほか、継続的に副反応が疑われる症状が出たり、医学的な知識が必要になったりする相談に、24時間体制で対応する電話相談の窓口も3月に開設している。連絡先は電話045(285)0719。

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