“エル・クラシコ”勃発!勝敗を左右する7つの要素

 ラ・リーガ第30節で、レアル・マドリードとバルセロナの“エル・クラシコ”が勃発。どちらが勝ってもリーグ優勝争いに大きな影響を与える一戦で、勝敗を左右する7つの要素を紹介する。

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好調を維持する両チーム
 シーズン序盤は躓いた両者だったものの、2021年から好調を維持。レアルは1月30日のレバンテ戦の敗北を最後に、公式戦10勝2分。バルサはUEFAチャンピオンズリーグで敗れたが、リーグでは昨年12月上旬のカディス戦から負けていない。

チーム状況
 レアルは直近のCL準々決勝でリバプールとのビッグマッチを制し、意気揚々とクラシコに臨む。特にヴィニシウス・ジュニオールはドブレーテ(1試合2得点)を成し遂げ、自信を取り戻した。一方バルサはレアル・バジャドリードに苦戦を強いられ、この事が気分を害するかもしれない。

フィジカルの状態
 CLの奮闘がレアルにとってどのような影響を与えるかが鍵を握る。肉体的な疲労に加え、高い要求を求められた激戦を勝ち抜いたことで最大限の力を週末に発揮するかもしれない。一方でバルサは十分の休養を得ており、それが彼らに優位に働くだろう。

DF
 両チームとも負傷者が多く、レアルはカルバハルやS・ラモス、ヴァランヌがピッチに立てない。ただ代役としてリバプール戦に出場した選手らが上々のパフォーマンスを示し、クラシコでも強力なユニットを形成するだろう。バルサはDFリーダーのジェラール・ピケがスカッド入りし、彼の出場がキーポイントの一つとなる。

中盤
 勝負の分かれ目となるのが中盤の覇権争いだ。両者ワールドクラスの選手を擁し、より自身のサッカーができた方が有利となるだろう。レアルが形成するカゼミーロ、モドリッチ、クロースのトリデンテは無敵だが、バルサのセントラルも引けを取らない。

フォワード
 リーガでゴールを量産している両クラブのストライカーだが、バルサの攻撃陣は特に勢いがある。それでも、全てはメッシがインスピレーションを得られるかが結果に反映されるだろう。メッシがピッチから姿を消せばバルサの勝利への道は狭まり、レアルがより多くのスコアを獲得する可能性が高い。

チームの団結力
 さまざまなコンセプトを持ち合わせているレアルはチームとして高い機能性を示しており、守備は堅く攻撃ではより組織的に動く。バルサも改善されてはいるが、この点に関してはライバルに遅れを取っている。

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クラシコの勝敗を左右する7つの要素 Photo Alex Caparros

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