新型GR86と新型BRZの日本仕様がついに登場!【みんなの声を聞いてみた】

2021年4月5日(月)、トヨタ 新型GR86及びスバル 新型BRZの日本仕様が公開された。新型BRZは既に2020年11月18日に北米仕様が先行して公開されていたが、新型GR86を含め待ちに待った日本仕様の登場だ。今回、初のフルモデルチェンジとなる2台、果たして車ファン、一般ユーザー、購入検討者などはどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

トヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZ

トヨタとスバルが共同開発するライトウェイトスポーツカーが初のフルモデルチェンジ

新型GR86/新型BRZのトピックは、エンジンの排気量アップと、AT限定だが先進運転支援機能「アイサイト」が装着された点が挙げられる。

エンジンは先代が2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載していたのに対し、新型では2.4リッターへと排気量をアップ。先代比で最高出力28馬力、最大トルク45N・mアップとなる最高出力235馬力/7000rpm、最大トルク250N・m /3700rpmを発揮する。

また車体構造にも手が入っており、インナーフレーム構造や構造用接着材の採用などで剛性を大幅に向上しながら、ルーフなどにアルミ素材を採用し軽量化にも配慮。前後重量配分の見直しや低重心化も図られ、ハンドリング性能も進化を遂げた。

さらに新型では、両車ともAT車限定ではあるものの、運転支援機能「アイサイト」が標準装備される。

SNS上でのみんなの声は?

スポーツカーの継続に喜ぶも、一部では肥大化に否定的な声も

そんな新型GR86/新型BRZについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

まず見受けられたのは「スポーツカー好きには嬉しいニュース」「スポーツカーを継続したトヨタとスバルは偉い」といった声。電動化が叫ばれる昨今、純粋にピュアスポーツモデルが登場したことに賛辞を贈る声があった。中には「時代的に難しいかもしれないが他メーカーも頑張ってほしい」という声も。今や国内では不人気のレッテルを張られがちのスポーツカーだが、やはり一定数のファンからは熱い声援がある様子だ。

一方、ネガティブな声としては「2.4リッターじゃもはやライトウェイトスポーツじゃない」「排気量アップなど考えると大幅な価格上昇は避けられないか…」「北米の要望なんだろうけどZの歴史のような、排気量アップ→ボディもごつくなる、は望まない」といったものも。排気量アップによる価格上昇や、そもそものコンセプトであるライトウェイトスポーツからの乖離などに否定的な声を挙げている層が一定数見受けられた。他には「他社はMTでも先進安全装備が備わっている。アイサイトもいい加減MTに対応しないと」といった声も。

そんな中多かった声はやはり「そして価格はいかほどに?」「あとは乗り味の違いが気になる」といったもの。今回価格は公表されておらず、新型がいくらで手に入るのか注目が集まっている。さらにはもちろん、兄弟車ながらその走りの違いも気になる様子。

最後のピュアスポーツか!?

かつては人気を誇るも、時代の流れとともに今ではSUVや軽自動車にその座を奪われ、存在自体が貴重になりつつあるスポーツカー。

それでも今回印象的だった声として「新型投入で先代が中古車市場に安価で流れる。若者などには良い流れ」「中古市場は昔のハチロクのように安値で手に入るようになったし、アフターパーツも豊富と嬉しい限り」「球数も多く、アフターパーツもそれなりの値段で手に入るとなると、スポーツカー(車)への敷居が下がり裾野が広がる」「新車が注目を浴び中古市場も賑わう、この構図はとても大事」といったものが、いくつも見受けられた。

「新型でなくてもよいので沢山の人に体感してほしい。車の、運転の“楽しさ”を知るのに良いクルマだと思う」といった声など、メーカーがクルマの楽しさを訴求しようと根を張り耕した市場は、間違いなくユーザーに届いていると感じられた。

「比較的手に入りやすく、エンジンだけで走るスポーツカーはこれが最後かもしれない」「スポーツカーは普段使いには不便だけど、それと引き換えの楽しさがきっとあるはずなので、思い切って買ってみても良いかなと思った」といった声もあるなど、今後発表される価格含め、新型GR86/新型BRZのこれからの売れ行き、動向にまだまだ目が離せない。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

© 株式会社MOTA