小池都知事「GWの旅行延期して」 まん延防止等重点措置適用受け

東京都の小池百合子都知事は、東京23区などに新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が適用されたことをうけた記者会見で、都民に対してゴールデンウイーク(GW)の旅行を延期することなどを求めることを明らかにした。

東京都のまん延防止等重点措置の対象地域は、東京23区と、八王子市、立川市、武蔵野市、府中市、調布市、町田市。東京都の措置の対象期間は4月12日から5月11日までの1か月間。ゴールデンウイークも含まれる形になった。

小池都知事は、9日の会見で、都県境を超える外出を自粛することや、感染が拡大している大都市圏との往来を控えるとともに、ゴールデンウィーク中の旅行を延期するよう都民に求めることを明らかにした。

都内の人出を抑制するため、外出は買い物など必要最低限に抑え、オンライン会議などを活用するよう呼びかける。上野動物園など都立施設の休館や都立公園の利用制限を継続する。

新型コロナウイルス感染症をめぐっては、感染拡大から1年が経過しているが、感染状況を制御できていない。2020年のゴールデンウイークでも、旅行などの外出が実質的に制限されたため、今回のゴールデンウイークの旅行延期を求める方針へは、当惑や反発の声が広がっている。

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