原巨人にとって屈辱の球団ワーストタイ記録だ。
10日の広島戦(マツダ)は、先発・戸郷翔征投手(21)が4回途中4失点KO。打線も相手先発・九里を7回3安打2失点と攻略できず、2―4で敗れ2連敗となった。
これで2カード連続負け越しとなり、2019年3月29日以来、2年ぶりの借金1。さらに12試合連続3得点以下は、1993年6月30日~7月14日に並ぶ球団ワーストタイとなった。
原辰徳監督(62)は元気のない攻撃陣に「「打線…へへへ。3点を目指しているんだけど、なかなか3点取れないね」と苦笑い。コロナ禍により、丸ら主力4人が離脱した影響はやはり大きいが、指揮官は「このメンバーで何とかしなきゃいけない。チーム全体で、ジャイアンツとして戦わないと」と前を向いた。
元木ヘッドコーチは「明日はちょっと(打線を)組み替える。ずっと同じメンバーで来ていたけど、ちょっと違う人も使ってみようかなと」と打線改造を示唆。リーグ3連覇、9年ぶり日本一を目指すチームにとって、ここが踏ん張りどころだ。