「芸能界は健全なところ」マリエの告発騒動に武井壮が持論

左からマリエ、武井壮

タレントのマリエ(33)の告発騒動が波紋を広げるなか、タレントの武井壮(47)が9日、自身のユーチューブチャンネル「武井壮百獣の王国」の配信ライブでこの件に触れた。

生ライブは視聴者からの一問一答に答える形で進行。そこで「マリエさんが島田紳助さんにパワハラされたと動画になっていますが、武井さん、日本の芸能界について話してほしいです」という質問が飛んだ。

これに武井は「昔はそんなことあったんでしょうね、わかんないけど。昭和・平成の初期ぐらいのころとか、そんなこともあったのかな」とした上で「でも今の芸能界そんなことやってたら、すぐ終わるから、今無理じゃない?」と語った。

続けて「パワハラして、女の子を自分の手ごめにして、俺の番組に出すから何とかってことってほぼ無理じゃない? そんなことやったら多分すぐ告発されて終わるでしょ。だから芸能界ってそんなところだって言われても、全然そんなところじゃないっすよ。すごい健全なところ」と述べ、マリエの告発に懐疑的な見方を示した。

さらに武井は「芸能界は力のある人間だけが上から順位で番組出てるってだけじゃないですから。使う側も作る側も出る側も、人間の好き嫌いがあったり『あの人、感じいいから出て欲しいな』とか『あの人と仕事すると楽しいから、やりたいな』とか、そういった要望が噛み合った人が出てると僕は思う」と持論を展開。

肉体関係の有無でテレビ出演決まることはなく「芸能事務所とテレビ局がガチガチで人を欲したりなんだりとかってことが、昔のように横行してるって時代は終わったと思うよ」と語った。

一連の騒動は4日夜、マリエがインスタライブで10代の時に、芸能界を引退した島田紳助氏から肉体関係を持ちかけられたことを暴露。その際、同席した出川哲朗、お笑いコンビ「やるせなす」らは止めることはしなかったと告発した。

これに出川の所属事務所は9日夜、公式サイトで「出川本人に確認したところ、番組の収録後の打ち上げで出演者、事務所関係者、番組スタッフなど大勢がいる場では同席したことが一度ありましたが、プライベートで食事に行ったことは一度もなく、お騒がせしているような事実はないと申しております」という声明を発表し、疑惑を完全否定。やるせなすの所属事務所も同様に否定した。

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