久保建英 負けられない一戦で無念の途中交代… 引き分け狙いの守備的戦術にチェンジ

久保建英

スペイン1部ヘタフェのU―24日本代表MF久保建英(19)が10日、ホームのカディス戦で2試合ぶりに先発出場を果たしたが、0―0の後半6分に1人目の交代としてピッチを退いた。

勝ち点30で15位のヘタフェにとって1部残留に近づくためにも同32で13位のカディスには負けられない。ホームで勝ち点3をゲットするため、久保は攻撃的な役割を期待された。後半40分から出場し、ボールタッチゼロに終わった3日のオサスナ戦とは異なり、積極的な動きを見せたが、決定的な仕事をするには至らず、前半を0―0で折り返した。

後半開始直前には複数のチームメートに個別に声をかけて巻き返しを図るが、後半6分に無念の途中交代。ホセ・ボルダラス監督(57)はチームの基本布陣である守備的な4―4―2に戻してなりふり構わず、最低でも勝ち点1を死守する形にスイッチするための交代だった。

リーグ戦残るは8試合。次節以降は、レアル・マドリード(18日)、バルセロナ(22日)と強豪との対戦が続くため、指揮官が守備的な選択をすれば再び出場時間は限られてしまう。何とか存在価値を証明する結果を残したいところだ。

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