ドラマ『ネメシス』の入江悠監督の亀梨和也評

4月11日(日)スタートのテレビドラマ『ネメシス』(日テレ系)。ポンコツ探偵役の櫻井翔と、天才すぎる助手役の広瀬すずがW主演のミステリーエンターテインメントドラマで、完全オリジナル脚本。総監督を担当するのは、映画『AI崩壊(監督・脚本)』『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『SRサイタマノラッパー』シリーズなどで知られる、映画監督で脚本家でもある、入江悠。 

亀梨の魅力は「真面目さに裏付けられた清潔感」

 4月9日、入江悠監督は、自身のTwitterで「うちのメンバーがドラマでお世話になってます」と『JG』の主演から連絡来た。律儀なナイスガイやなぁ。」とツイート。

『JG』とは、2015年の、柳広司の小説を原作にしたスパイサスペンス映画『ジョーカー・ゲーム』のことで、主演は亀梨和也(KAT-TUN)。あえて名前は出さないものの、入江監督のツイートにはたくさんの「いいね」やコメントが寄せられた。

 今年1月~3月期のドラマ『レッドアイズ 監視捜査班』で難易度の高いアクションが話題になった亀梨だが、『ジョーカー・ゲーム』でもスピード感あふれる本格アクションに挑戦した。入江監督とは同作品で初タッグを組んだが、その後もいいお付き合いが続いているようだ。

 2020年の亀梨主演舞台『迷子の時間 -語る室2020-』のパンフレットに、入江監督が寄稿し、主演の亀梨について言及。「マジメな人。マジメさに裏付けられた清潔感が最大に武器。演出家や脚本家の描く世界に一瞬で染まれる」といった俳優としての亀梨への厚い信頼がうかがえる言葉を綴っている。

 上田竜也も「うちの子」「うちの亀」と身内感

 テレビドラマ『ネメシス』には、主演の櫻井翔をアニキと慕う上田竜也(KAT-TUN)の出演が発表され、アニキと初共演が話題に。櫻井翔演じる風真尚希と昔からの顔なじみの、人嫌いで職人気質の道具屋、星憲章役で“チームネメシス”の一員だ。そこで、亀梨が「うちのメンバーの上田竜也をよろしく」という思いを込め、入江監督に連絡をしたのだろう。

 「うちのメンバーをよろしく」の話で思い浮かぶのは、上田竜也も、亀梨と『Going!Sports&News(日テレ系)』で共演している上田晋也に偶然会ったときに「うちの亀をよろしくお願いします」と頭を下げたエピソードがある。

また、3月に放映された4時間生放送の日テレ系音楽特番『Premiun Music2021』では、亀梨と共にMCを務めた松下奈緒に「うちの子、どうでしたか?」と問いかける場面もあった。結成当時のケンカエピソードがよく知られ、仲良しのパブリックイメージはあまりないKAT-TUNだが、さりげなくメンバーを思いやる言葉にファンは敏感に反応。「うちの子とか、うちのメンバーとかヤバい」「KAT-TUNは家なのか」「うちの、ってパワーワードすぎる」などの声が上がった。

 〈ライター/佐藤ジェニー〉

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