聖火リレーでめぐる47都道府県【4月11日~】奈良県のルート&名所・観光スポット3選

東京2020オリンピックの聖火リレーは、ギリシャの首都アテネで引き継がれた聖火が47都道府県をめぐり、日本を一周します。聖火リレーのルートに沿って、日本各地の名所・観光スポットをご紹介します!

奈良県のルートとランナーは?

聖火リレーは20201年3月25日(木)に福島県からスタート。4月11日(日)~12日(月)は奈良県を聖火ランナーが走ります。

●1日目(4月11日)

五條市の上野公園総合体育館を出発し、御所市、葛城市、十津川村、桜井市、田原本町、天理市、明日香村、橿原市へ。

●2日目(4月12日)

河合町・広陵町・香芝市の馬見丘陵公園を出発し、大和高田市、吉野町、斑鳩町、大和郡山市・奈良市、宇陀市、生駒市を経て、奈良市の東大寺大仏殿に到着します。

奈良県を走る有名人ランナーはこちら!

●元プロ野球選手・鈴木康友さん

五條市を走行(4月11日)

●落語家・笑福亭鉄瓶さん

河合町・広陵町・香芝市を走行(4月11日)

●タレント・松井絵里奈さん

十津川村を走行(4月11日)

見どころ・明日香村

奈良県の中央部に位置する明日香村は、渡来人が多く移り住んだ古代から、都として栄えた飛鳥時代にかけて、政治と文化の中心地として発展しました。

辺りには、大化の改新の舞台となった飛鳥宮跡、蘇我入鹿首塚、蘇我馬子の墓といわれる石舞台古墳、極彩色の壁画が発見された高松塚古墳、聖徳太子生誕の地とされる橘寺、日本最古の仏像がある飛鳥寺など、日本の歴史を紐解く上で欠かせない遺跡・史跡がたくさん点在しています。

飛鳥観光はサイクリングがおすすめ。古代の風を感じながら、さまざまな観光スポット巡りが楽しめますよ。

見どころ・平城宮跡

710年から始まった平城京は唐(中国)の長安を参考に整備された都です。碁盤の目のように道が整えられ、平城宮からまっすぐ敷かれた朱雀大路を真ん中に、都を右京・左京と分けて呼びました。

平城宮は天皇の住まいであり、政治や儀式などが執り行われた場所。平城宮跡は1998年に世界遺産に登録されました。現在、同地では遺跡の復元が進められており、平城宮の正門である「朱雀門」や天皇の即位式が行われた「大極殿」、外交や宴会の場として使われた「東院庭園」などが再建され、当時の華やかな宮廷文化をうかがい知ることができます。

見どころ・東大寺

東大寺の大仏は「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」といい、743年に聖武天皇が国家の安寧と隆昌を祈願して造立されました。「奈良の大仏さま」とも親しまれ、その大きさは約15メートルにものぼります。

大仏殿の柱のひとつに、人がやっとくぐり抜けられるくらいの大きさの穴が開いた「招福の柱」というのがあり、ここを無事くぐり抜けられると願いが叶うといわれています。柱の穴の大きさは大仏さまの鼻の穴と同じなのだそうですよ。

東大寺の南には奈良公園があり、たくさんの鹿の姿が見られます。実はこの鹿は野生動物。奈良市一帯では、鹿を神の使いとして大切に保護しており、人と鹿が共存する珍しい街です。ときには道路を鹿がゆうゆうと横切る微笑ましい姿も見られます。

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