11日（日）は、全国的に穏やかな晴天が続く見込み。ただ、3つの「K」には注意が必要だ。

東京も6週間ぶりに雨が降らない週末

　11日は、日本列島は広く高気圧に覆われ、朝から広い範囲で青空が広がっている。夜にかけても各地で安定した晴れが続きそうだ。ただ、頭文字に「K」が付く3つの事に注意が必要だ。
　まず、一つ目の「K」は「乾燥」。午前11時現在、全国の広い範囲に乾燥注意報が出されている。都心でも、午後にかけては20パーセント台まで湿度が下がる見込み。外出の際は、火の元をしっかり確認するなど、火の取り扱いには注意が必要だ。

　2つ目は、「花粉」。晴れて気温が上がるため、非常に多く飛ぶ所もありそうだ。洗濯物は良く払ってから取り込むなどの対策を心がけたい。
　3つ目は、「気温差」。日中の気温は、平年並みか高めの所が多く、九州を中心に初夏のような陽気の所もありそうだ。ただ、日が沈むと空気は冷えて、12日（月）朝にかけては10℃以上下がる所も多くなる見込み。気温差を上手く調節できる服装を選ぶなど、体調を崩さないよう注意が必要だ。

週明けは西から下り坂

　12日は、高気圧が次第に東へと離れ、西から前線や低気圧が近づいてくる見込み。このため、西から雲が広がり、九州や中国・四国を中心に雨の降る所もある見通し。西日本では3つの「K」に注意しながら、11日の日差しを有効に活用した方が良さそうだ。

（気象予報士・佐々木聡美）