ついに出た! 巨人・岡本和が56打席目で特大の一発「打てて良かった」

2ランホームランを放ちナインの出迎えをうける岡本

待望の一発が飛び出した。巨人・岡本和真内野手(24)が11日の広島戦(マツダ)で、今季1号となる2ランを放った。

岡本和のバットに聞き慣れた「グシャッ!」という破壊音が戻ってきた。快晴の青空に白球が高々と打ち上がったのは初回の攻撃だ。二死一塁で広島先発・野村の甘く入ってきた直球を完璧に捉え、打球はグングンと伸びてバックスクリーン右に着弾した。

開幕カードのDeNA戦(東京ドーム)こそ3試合連続で安打をマークしたが、その後は下降線をたどり、この日の試合前までで打率1割8分。何よりも開幕14試合、55打席で本塁打ゼロだった状況がファンをヤキモキさせてきた。

この第1打席の初球は、左翼後方の防球ネット中段へぶち当たる特大ファウル。どことなく今季初本塁打の予感を漂わせていたが、7球目を見事に仕留めてみせた。ベンチで出迎えた原監督からも笑顔がこぼれた。

岡本和は「まずは先制点を取れて良かったです。打てて良かった」と安堵のコメント。主砲の一発を号砲にチームは乗っていけるか。

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