久保建英 カディス戦の評価分かれる パス成功率は高いがデュエルに弱点

久保建英

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)が10日のカディス戦で先発出場したが、賛否が分かれるプレー内容となった。

久保はスタメン起用されたが後半6分に最初の交代でベンチに下がった。ホセ・ボルダラス監督(57)は「最初はタケにとって困難だったが、その後彼はとても良いパフォーマンスを見せた」と功罪両面を指摘した。

スペインメディアでは「マルカ」が「クオリティーの高さを見せたが、仕掛けたプレーの多くが最後の部分が欠けていた」と評するなど、概ね高評価を得たが、一方で精彩を欠くデータも浮き彫りになった。

スポーツデータ専門サイト「ソファースコア」ではパス成功率が14本中10本で71%と高精度を記録した反面、ボールを失った回数が13回、さらに球際の争いを示すデュエルが地上と空中で合わせて18回中で勝ったのがわずか6回と弱点を露呈した。

指揮官の信頼を得る活躍とは言い難く、次戦以降の出場機会は微妙な状況と言えそうだ。

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