【富士フイルム・スタジオアリス女子OP】稲見萌寧がプレーオフで小祝さくらを破り2週連続

稲見萌寧

ゴルフの国内女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」最終日(11日、兵庫・花屋敷GCよかわC)は通算5アンダーで並んだ稲見萌寧(21=都築電機)が小祝さくら(22=ニトリ)とのプレーオフ2ホール目でバーディーを奪って勝利。2週連続優勝で今年3勝目。今シーズン4勝目を挙げた。

今年に入ってからのツアー全5戦のうち、稲見、小祝とも2勝ずつしており好調だ。プレーオフの1ホール目は18番パー4で、先にドライバーでティーショットを打った稲見のボールは右ラフ。小祝はウッドでフェアウエーをとらえた。

2打目も稲見が先に打ち、ユーティリティーで左6メートルに乗せる。アイアンで打った小祝はグリーン手前にショート。アプローチも2メートルを残す。

入れれば勝ち、の稲見のバーディーパットは50センチショートで、これを「お先に」のタップイン。小祝もパーパットを決めて1ホール目はともにパーだった。

2ホール目も稲見はドライバーでラフで、小祝はウッドでフェアウェーキープ。2打目は小祝が先にバンカーに入れ、稲見は手前8メートルに乗せる。

小祝の3打目はカップ手前2メートル。稲見は上りの軽いスライスラインを見事に読み切り、バーディーで勝利をモノにした。

稲見は今年に入って6戦で3勝と驚異の勝率。今後も「メジャー優勝に向かって、毎週上位で戦っていけるようにしたい」と意気込んだ。

敗れた小祝は「バンカーショットは自信があるので(プレーオフ2ホール目の3打目は)上手く打てたけど、相手がバーディーなのでしかたないかな」と稲見を称えた上で「賞金女王になるのはまだ複数優勝しないといけないと思うので、この悔しさを糧に明日からまた練習したい」と話した。

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